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★「道央」の英文表記・・・

さて、「道央(どうおう)」を英文表記(ローマ字表記)するとしたら、皆さんどういう綴りにされますか?

道内の方はご存知ですが、北海道には「道央」「道南」「道東」「道北」という分け方をすることがあります。
「西」が無く、「中央」があります。
「道央」の表記は、会社名・組織名など固有名詞でも一般に広く使われています。

これらを英文表記する場合、特に『道央』に関しては、各所各様で様々です。
“Dooh””Douou””Dowoh””Doho””Do-ho”・・・ざっと上げただけでも、こんなにバラバラなんですね。
“音”に着目すれば、何れも間違いではありません。(厳密には間違ってるケースもありますが)
同じ“長音”が入る「東京(とうきょう)」や「東武(とうぶ)」「小田急(おだきゅう)」は、それぞれ“Tokyo”“Tobu”“Odakyu”と一般に表記されています。

「道央」の場合、「長音」「母音」「長音」と連続するので、このようにバラバラになってしまったのでしょうね・・・。
ヘボン式の表記法からすれば“Doo”がひとつの正解かもしれませんが・・・なんだかピンと来ないですね。これじゃ「ドゥー」になりそう・・・!?
むしろ“Dohoh”、ないしは“Dooh”の方がしっくり来るような・・・

ちなみに道路脇に立つ緑の「道央自動車道」の標識、これは当該者が苦心されたんでしょうねー“HOKKAIDO EXPWY”(HOKKAIDO EXPRESSWAY/北海道自動車道?)と表示されています。誤解を招かないよう判りやすさを優先させ、割り切った!という印象です。
「道自動車道」は“DOTO EXPWY”ですから、「道央自動車道」だけ英文表記と日本語が一致していないということです。

ローマ字を併記するのは外国人向けはもちろん、日本人に対しても珍しい読みや難しい漢字の読みを補う役目を持っています。
この「道央」に関する表記は、例えば道内を旅行する外国人にとって、地図とガイドブックで表記が異なっていたりすると混乱を招くでしょう。然るべきところからのガイドラインが必要ですね。
もっとも札幌市からは「道央自動車道」の英文表記ガイドラインは出ています。(あまり知られていませんが・・・)