ビジネスサイトの目的は、「営業」だけではない!

ビジネスホームページは、今や企業・組織の大小を問わずミッションクリティカルとしての存在。
その目的は「拡販」だけではありません。様々に絡み合う要素を融合させていかなくてはなりません。
大きく分けて次のようなスタイルがあります。

  1. 販路拡大・・・直接的営業貢献、ECも含まれる
  2. 情報収集・シェア・・・アンケートやメルマガ・広報・募集・会員登録・仲介・紹介等
  3. イメージアップ・・・間接的営業貢献
  4. サポート・・・B2C、B2Bにおけるサポートサービス、教育
  5. インターナルシステム・・・イントラネット、VPN
  6. 社会貢献

これらは重複してサイト内に存在することもしばしばあるので、完全に分類できません。

そのサイトの「位置付け」「性格」「方向性」で、制作も違ってきます。

1.〔販路拡大〕

とは言え、やはりこのタイプが一番多いのは事実。
ホームページをオフィス・スタッフ・ショールーム・ショップに見立て、ヴァーチャル空間で宣伝活動・セールス活動を展開するものです。最近はヴァーチャルからリアルな存在になりつつありますが。SEOを含め、デザイン・コピー・サイト構成などをストラテジックに企画・構築していかなければなりません。

2.〔イメージアップ〕

中小企業や個人経営では、会社案内のホームページを持つだけでもイメージアップに繋がります。ただし、自社サイトを持つことが重要な意味を持ってます。どこかのポータルサイトで紹介してあるから充分ではなく、これでは不充分。見る側の印象が違ってきます。
ブログで積極的に発信していくのもとても良い方法ですが、滞りがちだとむしろマイナスイメージです。せめて月に1~2回程度は新しい記事を書きたいものです。これは一般のホームページでも同様ですね。ただし、何かの事情でしばらく更新が出来ないときは、顧客や読者に不安や憶測をさせない対応策が必要です。
またブログや新着情報などで「情報」をこまめにアップしているサイトは、オープンな体質だとかリピーターを大事にしているという好印象を持たれやすいものです。コンシューマー向けのサイトでは特に効果が見込めます。

5.〔インターナルシステム〕

イントラネット上に設ける場合のWebサイトは、社員など内部スタッフしか見ませんから凝ったデザインは必要ありません。もちろんSEOを考慮する必要も全くありません。
むしろ、「操作性」「更新などの使い勝手」「視認性(誤認し難い)」「安定軽快」「LANをはじめ、システムとの整合性」が重要視されますから、制作もこういった点への配慮に重点を移していきます。
ただし「Web標準」について申し上げれば、近い将来、社内で使われている(XP+IE6)パソコンのリプレイスがやってきます。
タイミング的に「Windows 7」+「IE8」という組み合わせが社内標準になる可能性が考えられます。「IE6」仕様のサイトを使っている場合やリニューアルは、今から『Web標準』に準拠しておいた方が得策です。